「NPO法人まぐのりあ」は、重度・重複の障がいを持つ子どもたちの親が中心となって作りました。
一人ひとりの生活や生き方が大切にされ、安心して暮らすことのできる地域社会を目標に活動をしています。
最初の事業として、「和家(わや)」(障がい者グループホーム)開設しました。
「NPO法人まぐのりあ」の活動を紹介します。
活動の経過
2016年9月 「グループホームを作る会」(任意団体)設立2017年8月 「特定非営利活動法人まぐのりあ」として認証される
2017年12月 尾鷲市大字向井にグループホームの建設地を購入
2018年11月 建設工事着工
2019年3月 「和家」完成
2019年4月 障害者総合支援法による共同生活援助事業開始
「和家」の完成まで
「和家」完成までの経過を紹介します。
2017年12月、海抜40mの尾鷲湾・市街地が一望できる場所に建設用地を購入しました。
東南海地震や津波が想定される当地にとっては、重度障がい者等のグループホームを建設するに当たっては、高台が必須の条件でした。災害時には、一般の避難所では難しい、障がい者や高齢者等の支援に協力したいと思っています。
写真は2017年12月、用地の購入当時のようす。
2018年3月 造成工事が完了しました。いよいよ建設に向けて忙しい日々の始まりです。
建設地がとても広く感じられ、海の碧さ、空の青さ、市街地の景観が、私たちの胸の高鳴りとなり、希望へと繋がっていきます。
写真は2018年3月、造成工事終了時のようす。
2018年11月、建設工事に着手しました。完成に向かって、日々、変わっていく「和家」に心が躍ります。
写真は2019年2月、建設中の「和家」。
2019年3月、完成です。内覧会を経て、調理、事務用品の運び入れとともに、これまでの毎日の打合せや他所のグループホームへの視察などが思い出されます。
生活をするための荷物を家族とともに運ぶ入居者の姿がたくましく感じられました。思わず涙が溢れるのを押さえることができません。
写真は2019年3月、完成時の「和家」。